鹿児島県の鉱山一覧

鹿児島県の鉱山一覧について

このページでは鹿児島県の鉱山一覧についてまとめています。
鉱山の名称については書籍などに記載されているものを使用し、住所についてもその記載時の地名を用いています。そのため現在の住所とは違う場合が有ります。

鉱山についても鉱物が採掘された情報を元に記載をしているので、複数の鉱物が採掘されていた場合は複数の鉱物の項目で同じ鉱山が記載されている場合が有ります。また主に採掘されていた鉱物以外としても記載されている場合が有ります。

鹿児島県の鉱山の概要

鹿児島県の鉱山というと今でも稼働している金鉱山の菱刈鉱山が有名ですが、薩摩藩の時代から数多くの鉱山開発が行われ、山ヶ野金山(永野鉱山)、串木野鉱山など数多くの金鉱山が有り、薩摩藩の財政を支えていました。

主だった鉱山としては山ヶ野金山が有名です。この金山は1640年に発見された金山で、1751年から1829年にかけては佐渡金山を抜かして採掘した金の量が日本一となりましたが、1965年には閉山となっています。金山の発見地が永野村だったことから永野鉱山とも呼ばれるようです。

金以外にも錫を採掘していた錫山鉱山などが有ります。
錫山鉱山は現在の鹿児島県鹿児島市に位置し、1665年に発見された錫鉱山で、1701年には薩摩藩の直営の鉱山となりました。
現在は坑道跡や山神社、奉行所跡などが残されています。

菱刈鉱山

鹿児島県には現在も日本で唯一商業規模で稼働している金属鉱山である菱刈鉱山が有ります。
菱刈鉱山は住友金属鉱山が経営している金鉱山で、金鉱石1トン中に含まれる金が平均20グラムという高品位の金鉱石を採掘しています。
世界の主要の金鉱山の金の含有量は、平均3~5グラムである事から、世界的に見ても金の含有量が非常に高い鉱山です。

1985年から採掘が行われ、現在も年平均6トンの金を生産しています。

金・銀が採掘された鉱山

布計鉱山 鹿児島県大口市(旧山野町)布計
ラサ工業により稼行されていた鉱山で、1952年時点で休山。
金の品位は1トン当たり5~30グラム。銀は1トン当たり5~10グラム。

押野々鉱山 鹿児島県大口市(旧山野町)
住友金属鉱業株式会社により稼行されていた金山です。
1900年に開発されましたが、1955年時点では休山となっています。

大上鉱山 鹿児島県大口市
1955年時点で休山。
1916年に開発されました。

大口鉱山 鹿児島県大口市
大口鉱業株式会社により稼行されていた鉱山です。
慶長年間に発見され、1953年時点で鉱石を月に1000トン生産していました。
金の品位は鉱石1トン当たり10~50グラムで、最高品位の部分で2000グラムも含んでいたと記録が有ります。

手尾鉱山 鹿児島県大口市
大口鉱業株式会社により稼行されていた鉱山で、大口鉱山と合併しました。

入来鉱山 鹿児島県薩摩郡入来町
1955年時点で休山。
金の品位は鉱石1トン当たり、1~2グラム。銀は5~6グラム。

串木野鉱山(日置鉱山) 鹿児島県串木野市下名
三井金属鉱業により稼行されていた鉱山です。
金の品位は1トン当たり3.5グラム。銀は37グラムとなっています。

荒川鉱山 鹿児島県串木野市
日本鉱業株式会社により稼行された鉱山。
金の品位は鉱石1トン当たり、1~10グラム。銀は20~25グラム。
1953年時点で月に2000トンの鉱石を採掘していました。

芹ヶ野鉱山 鹿児島県串木野市上名
三井金属鉱業株式会社により稼行されていた鉱山です。
1933年に串木野鉱山と合併しています。
1926年に金を40キログラム、銀を270キログラム生産しています。

日置鉱山 鹿児島県串木野市金山
伊藤吉次氏により稼行されていた鉱山。
1955年時点で休山。
自然金、輝銀鉱、黄鉄鉱、石英などを産出。

羽島鉱山 鹿児島県串木野市
三井金属鉱山株式会社により稼行されていた鉱山。
串木野鉱山の支山となっています。

助代鉱山 鹿児島県日置郡伊佐町和田助代
日本鉱業株式会社により稼行された鉱山。
1955年時点で休山。

鹿籠鉱山(枕崎鉱山) 鹿児島県枕崎市鹿籠
児玉好正氏により稼行されていた鉱山。
1953年時点で探鉱中。

勝香鉱山 鹿児島県枕崎市
1955年時点で休山。
金の品位は1トン当たり3グラム。

春日鉱山 鹿児島県枕崎市
日本鉱業株式会社により稼行された鉱山。
1953年時点では月に1400トンの鉱石を生産。
金の品位は1トン当たり3~30グラム。銀は1トン当たり5~50グラム。

赤石鉱山 鹿児島県川辺郡知覧町塩屋
宮内敬太郎氏により稼行されていた鉱山。
1904年から1945年までの産金量は872,667.3g/t

旭鉱山 鹿児島県川辺郡坊津村西南方
1955年時点で休山。
金の最高品位は鉱石1トン当たり400グラム。銀は鉱石1トン当たり2000グラム。

泊鉱山 鹿児島県川辺郡坊津村泊
三菱金属鉱業株式会社により稼行されていた鉱山。
1887年に発見され1955年時点で休山。

河内山鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)池田
岩崎産業株式会社により稼行されていた鉱山。
1955年時点で休山。

大谷鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)池田
三菱金属鉱業株式会社により稼行されていた鉱山。
1943年の休山までは金の品位が1トン当たり5~6グラムの鉱石を、月に200から300トン採掘していた。

岩平鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)池田
1955年時点で休山。
金の品位が富鉱部で1トン当たり100グラム。銀は1トン当たり90グラム。

仁田平鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)
1955年時点で休山。

池田鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)
金の品位が富鉱部で1トン当たり8.0グラム。銀は1トン当たり100グラム。
1955年時点で休山。

花籠鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)
岩崎産業株式会社により稼行されていた鉱山。
金の品位が鉱石1トン当たり16グラム。銀は160グラム。

黄金鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)池田
1955年時点休山中。

日影鉱山(日陰鉱山) 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)
三菱金属鉱業株式会社により稼行されて鉱山。
大谷鉱山と合併した。
金の品位が鉱石1トン当たり10~20グラム

立神鉱山 鹿児島県指宿市(旧今和泉村)池田
1955年時点休山中。
金の品位が高品位部で、鉱石1トン当たり40グラム

郡ヶ野鉱山 鹿児島県揖宿郡頴娃町・指宿市
今泉作兵衛氏により稼行されていた鉱山。
月に10トンから20トンの鉱石を採掘し売鉱していた。
金の品位が最高部位で1トン当たり100グラム。平均して10~30グラム。

弁財天鉱山 鹿児島県揖宿郡開聞村十町
岩崎産業株式会社により稼行されていた鉱山。
粘土鉱と銀黒鉱から金と銀を採掘していた。

頴娃鉱山 鹿児島県揖宿郡頴娃町
岩崎産業株式会社により稼行されて鉱山。
弁財天鉱山と合併した。
上鉱部で金の品位が1トン当たり20グラム。銀は1100グラム。

喜入鉱山 鹿児島県揖宿郡喜入村中名
岩崎産業株式会社により稼行されて鉱山。
品位は良好で金の品位が1トン当たり10グラム。銀が30~100グラム。

高𨫤鉱山 鹿児島県揖宿郡喜入村中名
岩崎産業株式会社により稼行されて鉱山。
金の品位は鉱石1トン当たり2.5~10グラム。銀は10~500グラム。

天狗鉱山 鹿児島県揖宿郡喜入村中名
1955年時点休山中。

生見鉱山 鹿児島県揖宿郡喜入村生見
岩崎産業株式会社により稼行されて鉱山。
古くから稼行されていたようで、1953年時点で保坑中との記録有。
平均した金の品位は鉱石1トン当たり10グラム。

王ノ山鉱山 鹿児島県姶良郡栗野町・横川町
三井金属鉱業株式会社により稼行されて鉱山。
1951年時点で休山中。

栗ヶ野鉱山 鹿児島県姶良郡栗野町
旭林鉱業株式会社により稼行されて鉱山。
金の品位は鉱石1トン当たり15~20グラム。

丸山鉱山 鹿児島県姶良郡山田村木津志
黒江勲氏により稼行されていた鉱山。
1954年時点で探鉱中。
金の品位は鉱石1トン当たり10~20グラム。銀は160グラム。

山田鉱山 鹿児島県姶良郡山田村甑
坂井満氏により稼行されていた鉱山。
1954年時点で探鉱中。

山ヶ野鉱山 鹿児島県姶良郡横川町・薩摩郡薩摩町
山ヶ野鉱山株式会社により稼行されていた鉱山。
開山は寛永17年。
昭和18年までに金を23トン生産した。
1953年時点では月に2000トンの鉱石を生産。

大良鉱山 鹿児島県姶良郡蒲生町
新鉱業開発株式会社により稼行された鉱山。
金の品位は鉱石1トン当たり4~6グラム。銀は15~30グラム。

漆鉱山(高嶺鉱山) 鹿児島県姶良郡蒲生町漆
明治金属鉱山株式会社により稼行されていた鉱山。
明治24年ごろに派遣され盛況となった。
1955年時点で休山。

佐多鉱山 鹿児島県肝属郡佐多村八久保
1955年時点で休山。
坑道内に貯鉱が500トン残っているとの事。

宮ノ蒲鉱山(宮之蒲鉱山) 鹿児島県熊毛郡上屋久村宮ノ浦(宮之浦)
本郷節氏により稼行されていた鉱山。
かつては相当量の金が採掘されたが、後にタングステン鉱山となった。

銅・鉛・亜鉛が採掘された鉱山

(名称不明) 鹿児島県国分市(旧敷根町・東国分村)
黄鉄鉱、黄銅鉱、自然銅、孔雀石などを採掘していた。
銅の品位は9%。

川内鉱山 鹿児島県国分市(旧東国分村)川内字籠山
含銅硫化鉄鉱床。銅の品位は稀に8~12%。

国分鉱山 鹿児島県国分市(旧敷根町・東国分村)
銅の品位は2~10%。
川内鉱山の鉱区も含んでいるとのこと。

横岳鉱山 鹿児島県肝属郡垂水町(旧新城村)
又野三次郎氏により稼行されていた鉱山。
1955年時点で探鉱中。

塩屋鉱山 鹿児島県肝属郡根占町塩屋
1891年から92年頃に稼行された鉱山。
黄銅鉱、黄鉄鉱、石英を採掘。

鹿屋鉱山 鹿児島県鹿屋市郷之原
中村武兵衛氏により稼行されていた鉱山。
1955年時点で探鉱中。

高隅鉱山 鹿児島県鹿屋市中方限、祓川
銅の品位が2~3%。
金や銀も採掘していた。

阿久根鉱山 鹿児島県阿久根市鶴川内
日進鉱業株式会社により稼行されて鉱山。
1951年には4488トンの硫化鉱石を出鉱していた

肥薩鉱山 鹿児島県出水市小木場
花崗岩と粘板岩の境界部に鉱脈が有った。

平岩鉱山 鹿児島県出水市
堀惚太郎氏により稼行されていた鉱山。
硫化鉄鉱、黄銅鉱、閃亜鉛鉱、含銀方鉛鉱を採掘していた。

出水鉱山 鹿児島県出水市金床
金田登氏により稼行されていた鉱山。
1954年時点で探鉱中。

鈴ヶ野鉱山 鹿児島県薩摩郡祁答院町(旧藺牟田村)
井川鶴雄氏により稼行されていた鉱山。
1954年時点で探鉱中。

七宝鉱山 鹿児島県日置郡吹上町(旧伊作町)田代野
1941年に採鉱した。
中世層中の含硫化鉄鉱鉱床を採掘した。

西錫山鉱山 鹿児島県鹿児島郡谷山町錫山
片岡朴氏により稼行されていた鉱山。
1927年頃に錫を採掘していた。
1953年時点で探鉱中。

神城鉱山(野間鉱山、山ノ神鉱山、神川鉱山) 鹿児島県川辺郡笠沙町野間池
1955年時点で休山中。
銅の品位は見込みで2~3%。

大福鉱山 鹿児島県川辺郡笠沙町片浦
小林竜村氏により稼行されていた鉱山。
1954年時点で探鉱中。

赤石鉱山 鹿児島県川辺郡知覧町塩屋
宮内敬太郎氏により稼行されていた鉱山。
主として金を採掘していたが、銅を1~2%含んだ銅鉱石も産出していた。

知覧鉱山 鹿児島県川辺郡知覧町
小田代旧坑、母ヶ岳旧坑などがあった。

串木野大谷坑 鹿児島県指宿市(旧今泉村)
三井金属鉱業株式会社により稼行されて鉱山。
1955年時点で休山中。

宝島鉱山 鹿児島県大島郡大島十島村宝島
銅の品位は10~15%。

大勝鉱山(屋入鉱山) 鹿児島県大島郡大島、竜郷村屋入
1931年以降採掘。当時は月200トン。
1940年ごろ休山。
銅の品位は平均で1~2%。富鉱部で10~20%。

竜郷鉱山 鹿児島県大島郡大島、竜郷村崩
喜入真一氏により稼行されていた鉱山。
1932年から1940年ごろまで古河鉱業が採掘した。
最盛期には月に400~500トンの鉱石を産出。

大浜鉱山 鹿児島県大島郡大島、住用村市崎
1917年から18年に探鉱。
1931年から32年に採掘した記録が有る。
1955年時点で休山。

寄浜鉱山 鹿児島県大島郡大島、住用村城ノ鼻
丸野鉄雄氏により稼行されていた鉱山。
1940年ごろに採掘しており、当時月に30~40トンの鉱石を産出していた。
1955年には休山。

田中鉱山 鹿児島県大島郡徳之島、天城村大字松原
徳之島の北西岸の港川の東方に位置していた。
黄鉄鉱、磁硫鉄鉱、石英を採掘。

松原鉱山 鹿児島県大島郡徳之島、天城村大字松原
1927年に、銅鉱石を1384トン、硫化鉄鉱を2012トン採掘。

宝迫鉱山 鹿児島県大島郡徳之島、東天城村母間
徳之島の母間の西方2.5キロの山中に位置した。
銅の品位は4%。

下久志鉱山 鹿児島県大島郡徳之島、亀津町下久志
1897年に発見された鉱山。
徳之島の井之川の北西方4キロの下久志の南方1キロに位置した。
銅の品位は3~4%。

鉄が採掘された鉱山

阿久根鉱山 鹿児島県阿久根市
戦時中稼行していた鉱山です。
浜砂鉄鉱床で磁鉄鉱を採取していました。

上甑島鉱山 鹿児島県薩摩郡里村・上甑村
褐鉄鉱を採掘していた鉱山。
1954年時点で休山。

下甑島鉱山 鹿児島県薩摩郡下甑村
花崗岩中の気成鉱脈で、磁鉄鉱、褐鉄鉱、電気石、石英を採掘。
鉄の品位は46~50%。
1954年時点で休山。

栗野岳鉱山 鹿児島県姶良郡栗野町
沈澱褐鉄鉱床から、褐鉄鉱を採掘。
1954年時点で休山。

谷山鉱山 鹿児島県鹿児島市
戦時中に稼行していた鉱山で、砂鉄鉱床から磁鉄鉱を採掘していました。
鉄の品位は45%。

東市来東雲鉱山 鹿児島県日置郡東市来町
戦時中に稼行していた鉱山で、砂鉄鉱床から磁鉄鉱を採掘していました。
鉄の品位は57%。

薩摩大阪鉱山 鹿児島県日置郡田布施村
浜砂鉄鉱床で戦時中に稼行していました。

喜入鉱山 鹿児島県揖宿郡喜入村
浜砂鉄鉱床で鉱床の厚さは2メートル。
鉄の品位は50%。
戦時中に稼行していました。

今和泉鉱山 鹿児島県揖宿郡今和泉村
浜砂鉄鉱床で戦時中に稼行していました。

東鉱山 鹿児島県揖宿郡指宿町
浜砂鉄鉱床で戦時中に稼行していました。

吹越鉱山 鹿児島県揖宿郡指宿町
浜砂鉄鉱床で磁鉄鉱を採掘していました。
鉄の品位は53%。
1946年まで稼行していました。

揖宿鉱山 鹿児島県揖宿郡山川町
浜砂鉄鉱床で磁鉄鉱を採掘していました。
鉄の品位は50%。
戦時中稼行していました。

竹山鉱山 鹿児島県揖宿郡山川町
高捜栄氏により稼行されていた鉱山。
浜砂鉄鉱床で磁鉄鉱を採掘していました。
鉄の品位は50%。

海門鉱山 鹿児島県揖宿郡頴娃村
大坪徳義氏により稼行されていた鉱山。
浜砂鉄鉱床で磁鉄鉱を採掘していました。
1954年には643トン精鉱していました。

志布志鉱山 鹿児島県囎唹郡志布志町
戦時中に稼行されていた鉱山。
浜砂鉄鉱床で磁鉄鉱を採掘していました。

鹿児島鉱山 鹿児島県囎唹郡大崎町
戦時中に稼行されていた鉱山。
浜砂鉄鉱床で磁鉄鉱を採掘していました。

マンガンが採掘された鉱山

大金久鉱山 鹿児島県大島郡大和村大金久
洋州産業により稼行されたマンガン鉱山。
大金久集落の南方1.3キロに位置した。

大広鉱山 鹿児島県大島郡大和村名音
名音鉱床などが有った。

久保山鉱山 鹿児島県大島郡大和村
大広鉱山の久保山鉱床が久保山鉱山の名前で稼行されたことが有った。

志河鉱山(志川鉱山、音野鉱山) 鹿児島県大島郡大和村名音

赤地鉱山(赤地鉱床) 鹿児島県大島郡大和村名音
大和鉱山の西方1.3キロに位置した。

大和鉱山 鹿児島県大島郡大和村名音
松本代吉氏と石原産業株式会社により稼行されていたマンガン鉱山。
マンガンを11,017トン産出した。
米軍占領時は中断されていた。

字検鉱山 鹿児島県大島郡宇検村湯湾
玉木藤吉氏により稼行されたマンガン鉱山。
マンガンを20トン産出した記録が有る。

湯湾鉱山 場所不明
石原満俺により稼行されたマンガン鉱山。

芦検鉱山 鹿児島県大島郡宇検村芦検
玉木藤吉氏により稼行されたマンガン鉱山。

西方鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町管鈍
荻野秀次氏により稼行されたマンガン鉱山。

西古見鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町西古見
山本亀次郎氏により稼行されたマンガン鉱山。

弓師岳鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町薩川

浜崎鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町付近

大山鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町付近

押角鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町付近

野見山鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町野見山

与路鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町与路島

宮田原鉱山 鹿児島県大島郡瀬戸内町与路島

幸益鉱山 場所不明

尾母鉱山 鹿児島県大島郡徳之島町尾母
川尻実三氏により稼行されたマンガン鉱山。

徳之島鉱山 鹿児島県大島郡徳之島町尾母
山本喜之助氏により稼行されたマンガン鉱山。

スクモバナレ鉱山(須子茂離鉱山) 鹿児島県大島郡瀬戸内町
奄美群島に属する無人島である須子茂離に位置していました。

アンチモンが採掘された鉱山

太陽鉱山 鹿児島県肝属郡新城村・垂水町

錫が採掘された鉱山

出水鉱山 鹿児島県出水市武本
金田登氏により稼行された鉱山。

白男川鉱山 鹿児島県薩摩郡山崎町・宮之城町
錫石、輝安鉱、黄銅鉱、黄鉄鉱などが鉱物が産出した。
錫の品位は0.6%±。

入来鉱山 鹿児島県薩摩郡入来町字副田
1917年に発見された鉱山。
稼行と休山を繰り返した。
錫の品位は1~2.5%。
錫以外にも、金、銀、銅などが産出した。

錫山鉱山(谷山鉱山) 鹿児島県鹿児島郡谷山町錫山
古くから稼行された鉱山だが、1945年以降は休山。
錫の平均品位は0.74%。

西錫山鉱山 鹿児島県鹿児島郡谷山町錫山
1927年頃から錫採掘を稼行下。
硫化鉱物なども出鉱していた。

丸重鉱山 鹿児島県鹿児島郡谷山町錫山
水里武重氏により稼行された鉱山。
錫の品位は0.7%。

垂水鉱山 鹿児島県肝属郡垂水町・牛根村
1915年から19年にかけて、年約4000トン出鉱したが休山。
1942年に帝国鉱業開発株式会社が稼行したが出鉱せずに休山。

牛根鉱山 鹿児島県肝属郡牛根村
1918年頃稼行して、1860kg出鉱した。

屋久島仁田鉱山 鹿児島県熊毛郡下屋久村
仁田鉱山株式会社により稼行された。
屋久島の安房港から3.5キロの場所に位置していた。

セレンとテルルが採掘された鉱山

山田鉱山 鹿児島県姶良郡山田村内甑
坂井満氏により稼行された鉱山。
1934年にテルル鉱物が発見された。
品位は0.5%。

入来鉱山銀𨫤 鹿児島県薩摩郡入来村福田
1917年に発見され1982年以来開発された。

モリブデンが採掘された鉱山

万黒鉱山 鹿児島県肝属郡内之浦町大字岸良字万黒
輝水鉛鉱を採掘していた鉱山。
二硫化モリブデンの品位は0.68%。

花岡鉱山 鹿児島県肝属郡新城村および垂水町
輝水鉛鉱を採掘していた鉱山。
1940年よりタングステン鉱を採掘。1944年より電気石を採掘。
二硫化モリブデンの品位は平均0.3%。

新鹿鉱山 鹿児島県鹿屋市
輝水鉛鉱を採掘していた鉱山。
1913年から17年にかけてタングステン鉱山として稼行。

タングステンが採掘された鉱山

花岡鉱山 鹿児島県肝属郡新城村および垂水町
1940年よりタングステン採掘を稼行。
品位は3%。

新鹿鉱山 鹿児島県鹿屋市
1917年から19年に2.47トンを採掘。

高隅山鉱山 鹿児島県鹿屋市高隅山
古江線鹿屋の北方10キロに位置した。
石英、電気石、鉄マンガン重石、灰重石、雲母などの鉱物があった。

仁田鉱山 鹿児島県熊毛郡下屋久村、安房の西南直距離3.5km、花揚川の北部
仁田鉱山株式会社により稼行されていた鉱山。
1916年からの累計精鉱は約300トン。
1943年に最盛となり年間70トン。

屋久島重石鉱山 鹿児島県熊毛郡下屋久村 船行
向陽化学株式会社により稼行されていた鉱山。
第一次大戦当時から稼行されており、1941年から1943年にの累計精鉱は38.7トン。

宮之浦鉱山 鹿児島県熊毛郡上屋久村宮之浦集落の南南東直距離2.5km
大原一枝氏により稼行されていた鉱山。
1919年より採掘され、以前は金を対象としており、終戦後に重石を採掘。

早崎鉱山 鹿児島県熊毛郡上屋久村小瀬田の東南直距離3.5km、落川の北部波打ち際にある
仁田鉱山株式会社により稼行されていた鉱山。
明治末年に発見され。1942年から45年に精鉱が15.5トン。

麦生鉱山 鹿児島県熊毛郡上屋久村麦生集落の西北直距離1.5km
日本タングステン鉱山株式会社により稼行されていた鉱山。
1934年に発見され、1951年より本格的開発にかかった。

本富鉱山 鹿児島県熊毛郡上屋久村尾之間集落の西北1.5km
広瀬喜芳氏により稼行されていた鉱山。
1951年に発見され1952年より本格的な探鉱が行われた。

アルミニウムが採掘された鉱山

牧園粘土鉱山 鹿児島県姶良郡牧薗町
戦時中に鹿児島県在住の古江庄吉氏が探鉱した。

硼酸鉱(トルマリン・電気石、ダンブリ石)が採掘された鉱山

花岡鉱山 鹿児島県鹿屋市花岡字花里
鹿児島市在住の今村静夫氏により稼行されていた鉱山。
戦時中はタングステン鉱山としても稼行していた。
電気石を主として極めて高品位だった。

チタンが採掘された鉱山

種子島鉱山 鹿児島県熊毛郡
浜砂鉄から含チタン磁鉄鉱を採掘していた。
酸化チタン(IV)の品位は6~15%。鉄の品位は58%。

屋久島鉱山 鹿児島県熊毛郡
浜砂鉄から含チタン磁鉄鉱を採掘していた。
酸化チタン(IV)の品位は10.8%。鉄の品位は51%。

砒素が採掘された鉱山

佐多鉱山 鹿児島県肝属郡佐多村
硫砒鉄鉱・金・銀などが採掘された。
鉱脈は中生層粘板岩と花崗岩の接触部及び、粘板岩中の含金銀石英脈。

硫黄が採掘された鉱山

新岳鉱山(古岳鉱山) 鹿児島県熊毛郡上屋久村口永良部島
昇華鉱床から硫黄を採掘していた。

北平鉱山(南平鉱山) 鹿児島県大島郡十島
昇華した鉱床と火口から硫黄を採掘していた。
昇華鉱の硫黄の品位は70%、火口の硫黄の品位は99%。

硫黄島鉱山 鹿児島県大鳥郡硫黄島
小手川吉夫氏により稼行されていた鉱山。
硫気孔鉱床の硫黄を誘導し、人工昇華を行って製錬した。

熊毛鉱山 鹿児島県熊毛郡上屋久村口永良部島
大阪硫黄株式会社により稼行された鉱山。
昇華鉱床から硫黄を採掘していた。

霧島鉱山 鹿児島県姶良郡牧園村

硫化鉄が採掘された鉱山

阿久根鉱山 鹿児島県出水郡阿久根村字尾原
飯田八重氏により稼行された鉱山。
硫化鉄と銅を採掘していた。

磁硫化鉄が採掘された鉱山

宝追鉱山 鹿児島県大島郡東天城村
日窒鉱業開発株式会社により稼行された鉱山。
黄鉄鉱、黄銅鉱、磁硫鉄鉱が採掘された

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