亀森鉱山は愛媛県西條市東の川(旧:新居郡大保木村)に位置した鉱山で、主に銅を産出していました。
鉱山は三菱鉱業と吉岡鉱業株式会社が稼行していました。

亀森鉱山の概要
採掘番号:愛媛県108号
採掘鉱種:金、銀、硫化鉄鉱
鉱床は走向長100m、傾斜長300m以上。
露頭は瓶森山の中腹の海抜約 1,100m付近に有り、東方向に延びて南落としとなっている。
鉱床の露頭からは約300mまで掘削が行われた。
昭和36年までの坑道の延長は約900m。
昭和15年から18年にかけての出鉱量は12,357t。銅品位は1.17%。産銅量は144t。
鉱脈の脈石は石英。
鉱脈は黄鉄鉱、黄銅鉱による緻密鉱で、鉱床の下部に移行するに従い、黄鉄鉱の含有比率が多くなっていた。
吉岡鉱業株式会社による、亀森鉱山の広告。
亀森鉱山の歴史
日本の鉱床総覧に記載の亀森鉱山の歴史
亀森鉱山は大正中期に発見された。
昭和3年(1928年)三菱鉱業が稼行を行ったが、太平洋戦争期末に高知県の海岸防備陣地構築の為に鉱山設備を供給し休山となった。
昭和30年(1955年)2月より吉岡鉱業により事業が再開され、下部鉱床の開発の為通洞抗を開削する。
四国鉱山誌に記載の亀森鉱山の歴史
明治30年頃に大保木村の工藤弥三郎氏が発見するが、事業の着手には至らず。
明治42年3月に愛媛県新居郡神拝村の小山判四郎氏が採掘権を得たが、その後に矢野鉱業株式会社が稼行したが、大正9年には休業した。
昭和3年10月に三菱鉱業株式会社の所有となり再度稼行。
昭和20年6月に休業となった。
参考資料『日本の鉱床総覧』『四国鉱山誌』『四国通商産業局管内鉱区一覧 昭和40年度』

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