竜王鉱山(愛媛県)

竜王鉱山は愛媛県西條市千野々(旧:新居郡大保木村大字大保木山)に位置した銅や硫化鉄鉱を採掘した鉱山です。
吉岡鉱業株式会社や三菱鉱業株式会社により稼行されていました。
なお、同じ愛媛県にかつて竜王鉱山と呼ばれたマンガン鉱山も有ったとの事です。

竜王鉱山の概要

登録番号:愛媛県採登160号、161号
採掘鉱種:銅、硫化鉄鉱

鉱床は力で異変眼中に胚胎し、幅最小で12cm、最大部で210cmに達した。

昭和36年時点で、露頭より垂直距離120m付近まで開発された。
昭和15年から昭和17年の産出量は、出鉱量が2058t、銅品位は1.36%、産銅量は28t。

採掘した鉱石は鉱車にて選鉱場に運び、精鉱した鉱石は索道にて、瀬戸内海沿岸に有った新兵衛港に運搬していた。
索道は約7.54km有ったとの事。

竜王鉱山の歴史

竜王鉱山の沿革については四国鉱山誌と、明治前期産業発達史資料に記載があるが、内容が異なっているので、両方を記載します。

四国鉱山誌
明治40年に大保木村の菅多平氏が発見し鉱業権を取得、松山市の〇塚富三郎氏が探鉱に着手。
明治43年に大阪の静藤次郎氏が買収し稼行。
大正7年7月に三菱鉱業株式会社が譲り受けて稼行を行うも、大正9年8月に休山。
昭和7年12月に再び稼行し、昭和19年3月に休山となる。

明治前期産業発達史資料 別冊 88 4
大正3年2月に松山の人である河野與平氏、今井速氏などの発見により、第一坑、第二坑、第三坑などを開削して稼行を行う。
大正3年12月に大阪の人である彦坂豊、菊池国光氏に譲渡し、第四坑を開発。
大正5年3月に静肇氏に譲渡する。

参考資料『日本の鉱床総覧』『愛媛県商工課調査研究報告』『明治前期産業発達史資料 別冊 88 4』『四国鉱山誌』

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