釈迦内鉱山(しゃかないこうざん)は秋田県大館市釈迦内二ッ森(当時)に有った黒鉱鉱山です。
釈迦内鉱山の概要
釈迦内鉱山は、金,銀,銅,鉛,亜鉛,硫化鉄鉱,重晶石,石こうなどを採掘していた、昭和38年操業の新しい黒鉱鉱山です。鉱体は第1鉱体から第11鉱体までの11ヶ所が有りました。
住宅街や農地の近くにあり、採掘を行う鉱体の上部に田畑・鉄道・国道が有るため、人工天盤を用いた下向充填採掘法を用いて採掘を行っていました。また、採掘後は地盤沈下を抑えるため、使用が終わった地下空間は、鉄筋と金網とモルタルで天盤を作りその空間に廃鉱石や破砕を充填して埋めています。
最深部で地下550メートル有り、第一立坑は深度320メートル、第二立坑は110メートル、第三立坑は380メートル、大都が手甲は335メートルの深さが有りました。また、第六立坑として廃棄用の立坑が有りました。
釈迦内鉱山の歴史
大正年間 久原鉱業株式会社により上総掘りで試錐探鉱が行われたが鉱床の発見に至らず。
昭和36年4月 日本鉱業株式会社花輪鉱業所の支山として探鉱が行われた。
昭和37年2月 試錐により第一鉱体を発見する。
昭和38年2月 釈迦内鉱山起工式を行う。
昭和38年4月 第一立坑と第二立坑の掘削を開始。
昭和40年2月 第一立坑と第二立坑が140メートル水平坑道と貫通する。
昭和40年3月 第一斜坑の掘削を開始。
昭和40年4月 第三立坑の掘削を開始。
昭和40年10月 第一鉱体と第三鉱体から出鉱石し、月に10,000トン体制となる。
昭和41年10月 月に20,000トン体制となる。
昭和42年7月 第一斜坑と第三立坑が310メートル水平坑道と貫通する。
昭和42年9月 第四鉱体から出鉱開始。
昭和42年12月 第八鉱体から出鉱開始。
昭和43年4月 30,000t/月操業開始。
昭和46年4月 35,000t/月操業開始。
昭和47年4月 第5,第6立坑完成。
昭和47年7月 第6立坑フアン運転開始。
昭和48年6月 釈迦内鉱山株式会社として発足(30,000t/月)。
昭和48年8月 第1鉱体,第3鉱体採掘終了。
昭和48年10月 第11鉱体開発着手。
昭和55年3月 第5立坑450mLまで延長完了。
昭和56年7月 第5斜坑550mLまで掘さく完了。
昭和62年 資源の枯渇と海外の資源におされ閉山。
参考資料『日本の鉱床総覧』『日本鉱業会誌 100巻 (1984) 1160号』『鉱山 32(6)(344)』

コメント