宝蔵鉱山は高知県安芸郡東川村の位置した鉱山です。住友金属鉱山株式会社により稼行されていました。

宝蔵鉱山の概要
四万十層群の輝緑岩様緑色雁と赤色頁岩を母岩としています。
鉱床の露頭は約60m、走向長は200m、斜距離で200mの範囲で開発された。
鉱床の形状はレンズ状で、脈幅は0~1.5m、平均で0.3m。
1つの鉱体のサイズは0.6~16m、傾斜長は5~15m、厚さは0.15~1.5m。
含銅硫化鉱床であった。
鉱床には上部より1番坑から3番坑まであり、その下70mに鍎入しているが失敗に終わったと記録が残る。
宝蔵鉱山の歴史
宝蔵鉱山の沿革は不明ですが、明治26年の地質要報には以下の様に記載が有ります。
土佐国安芸郡別役村にある、宝蔵山の東側に位置する宝加勝鉱山は、延長がおよそ一里半(約6km)に及ぶ。ここには幅一尺(約30cm)から三尺(約90cm)ほどの、北へ急傾斜した鉱脈がある。
鉱脈は二枚に分かれ、鉱石は塊状に産出する。近年では毎月およそ一万五千貫を採掘しており、その製錬による銅の歩留まり(採れた鉱石から得られる銅の割合)は平均五分(約5%)である。
昭和27年8月には京都大学工学部鉱山学教室により電気探査調査が行われています。
昭和29年の資料には、所有者が大貫正樹氏となっています。
参考資料『日本の鉱床総覧』『物理探鉱調査研究一覧 第1輯』『日本地方鉱床誌 四国地方』『日本の層状含銅硫化鉄鉱床総覧』『地質要報 明治26年(1)』


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