大久鉱山(愛媛県)

大久鉱山は愛媛県西宇和郡四ツ浜村に位置した鉱山です。
三崎半島は南岸の大久港の西方約500mの海岸沿いに有った。

大久鉱山の概要

大久鉱山は海岸に面しており、坑口は海面上6m付近に位置した。
採掘された鉱石は、坑口下方の海岸から船積みされて運搬された。

大久鉱山の鉱床

緑色片岩を母岩とした層状含銅硫化鉄鉱床。
鉱床の形状は露頭の延長が400m、鉱床の厚さは最大10㎝程度。
鉱床の厚さは1cmから5cmの緻密脈状鉱床と、その下部に局地的に20cmの厚さを持つ縞状鉱染鉱床からなる。

鉱床に含まれる金属鉱物には黄鉄鉱、黄銅鉱、褐鉄鉱が見られた。
露頭は褐鉄鉱化した黄銅鉱と黄鉄鉱。

大久鉱山の歴史

大久鉱山が発見された明確な年代は不明だが、明治末期に発見されたとされる。
1917年(大正6年)菊池氏の所有となる。
1918年(大正7年)樋口小介氏の名義となり、その後日本鉱業が鉱山を所有した。
1927年(昭和2年)丹波富樹氏が租鉱権を得て稼行をしたが暫くして休止となる。
1943年(昭和18年)帝国鉱業開発株式会社が11月に買収し、銅と硫化鉄を採掘した。
1947年(昭和24年)戦後本年4月より操業が開始された。
1961年(昭和36年)日本精鉱株式会社の所有となる。

 

参考資料『日本の鉱床総覧』『日本の層状含銅硫化鉄鉱床総覧』『帝国鉱業開発株式会社社史』『5 萬分の1 地質図幅説明書 伊予三崎』

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